ピョウタンの滝
昭和20年代、暗いランプ照明で夜遅くまで働く生活を自らの力で解決しようとした北海道更別村の一部で、札内川流域、現在のピョウタンの滝の位置に貯水ダムを建設、発電量120Kwの小水力発電を計画しました。ダムは重力式で、中央の大きな岩を取りこんだ形で建設されました。昭和29年様々な苦労を解決し完成したダムは、「農協ダム」と呼ばれ、村全戸に灯りがともりました。しかし翌30年の集中豪雨は、前年の台風で緩んだ山腹の土砂を一気に押し流し、ダム湖を埋没させました。これによりダムはひとつの滝となり、導水路・発電所は機能を果たさなくなりました。昭和48年には上水道用水の取水口として再利用されるようになりました。現在ではピョウタンの滝として周囲の親水公園を含め、四季折々の景観を見せてくれます。
橋の上から見たピョウタンの滝
滝前の展望台から見たピョウタンの滝1
大きな岩を抱き込むように建設されている
滝前の展望台から見たピョウタンの滝2
左岸側を見る