ダムの型式

-どんなダムがあるの?-
取材したダムのみ紹介しています


重力ダム
・ダム本体の重量で水圧に対抗し水を堰き止めるダムです。基礎岩盤のある程度強固な場所に造られます。

アーチダム
・ダム本体は曲線を描き、両岸の岩盤と基礎岩盤で水圧を受けとめます。従って、両岸と基礎岩盤の強固な場所に造られます。コンクリートの使用量が少なくて済みます。

フィルダム
・岩石、砂・砂利、粘土質遮水材などを用いて造ります。底面積が非常に広くなるので、基礎岩盤が弱いところでも造る事ができます。フィルダムは大きく分けると、ロックフィルダムとアースフィルダムに類別されます。
ロックフィルダム
水を通さないコアゾーン(下図黄色い部分=遮水材)の両側を、岩石を積み上げて補強したダムです。ゾーン型ロックフィルダム又はセンターコア型ロックフィルダムなどと呼ばれます。ダム湖側表面に遮水壁を設けたものを表面遮水型ロックフィルダムと呼びます。
アースフィルダム(アースダム)
アースダムは溜池ダムとして、古くから造られていたタイプのダムです。水を通さない土砂や粘土質遮水材(下図黄色い部分)を盛り立てて造ります。ダムの内部に遮水ゾーンを設けているものもあります。ダムの下流側は草が生えている事が多いので、どこがダムなのかわからない場合があり、自然と一体化しているダムといえます。ダム湖側はコンクリートブロックなどを積み上げ、土砂が湖の波で削られるのを防いでいる(リップラップ)場合もあります。

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